近衛隊長奮戦記 第三話・砂漠に散り逝く勇者達 の巻(前編)


投稿日 6月27日(日)20時38分 投稿者 Lucifel削除

ロストワールドには人間以外に二つ、高度に発達した文明を持つ
種族が存在する。それがテラザン、オフディアンと呼ばれる種族である。
この2種族はなぜか敵対しているが、どういう理由で敵対している
のかなど、詳しい事はほとんど判っていない。
今回我ら竜騎士団は、テラザンと相対する種族オフディアンの生態を
調査するべく、秘境オフディアンキープに向かったのだった。
今回の調査メンバーは、近衛隊長Lucifelをはじめ、団子三銃士
LACHESIS、Papas.Jr、Blue.syu、そして新たに竜騎士団に入隊した
騎士Silkyである。戦力的には申し分ない。・・・・はずだった・・・・
我らは知る由もなかった。これから起こる惨劇、虐殺の嵐を・・・。
城まで後一息の所まで進軍したとき、ついにオフディアンの攻撃が
始まった。
すごい数だ!しかも動きがやたらダイナミックなのだ!動きはえーよ!!
だが我々も負けてはいない。量より質とばかりに次々に迫りくる
オフディアンの群れを蹴散らしていった。
一体どれほどの数を仕留めただろう・・・
かなりの数のオフディアンを倒しまくり、周りにもやっと静寂が
訪れはじめ・・・ない(TT
周りでさらにオフディアンが出現し始めた。
倒しても倒しても際限なく現れるオフディアン・・・私はこのことを
調査結果記録書に記録しておくことにした。

・調査記録・・・オフディアン[・出過ぎ.....以上]

オフディアンの異常なほどの出現にてこずりながらも、我らは
新手の軍隊をことごとく打ち破っていった。
だが、きりがないほどに湧いてくるヤツらの前には我々の抵抗も
むなしく空回りするだけ・・・
仕方なく我々は、多少の敵は無視しながら城へと向かった。
そして・・・
ついに我ら竜騎士団はオフディアン城へとたどり着いたのだった。
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テラザンキープとは違い、気品さえ漂う城の外壁・・・
これを見るだけでオフディアンが相当な文明の持ち主だという事が
判る。そのすばらしい技術の結晶に、我らはしばし見とれていた・・・。
そこに城の門番らしい者が現れた。何かしゃべっているようだ。
だが言語の違いで意味がほとんどわからない。
私はその言葉の意味を懸命に理解しようと努力してみた。
門番A「今の時代、テラザンなんてだせーよなー」
門番B「っていうかヤツら足多すぎ」
門番A「そうそう、わはは」
なるほど・・・
ヤツらのテラザン嫌いは足の多さが原因だったのか!!(ウソつけ)
その時、門番A,Bの視線が我々を捕らえた!
門番A「なにやつ!!」
これはもう戦うしかない。我らは迎え撃つ体制を取ったのだが・・・
何かが違う・・・今までのヤツらとは、あきらかに攻撃の質が違う者がいる。
一体何者だ!? 
突然Silkyが叫んだ!
Silky「げ、ナイトだ!」
うおお!!ナイトといえばBSの死体を見せてくれるという、とっても
イカス(?)やつだ!!
こいつはやばい! 早く逃げナイト!!(・・・・)
今までに出てきた敵は雑魚ばかり、しかもほとんど同じ姿をしていた・・・
我らはこいつらも雑魚だと侮り、種類の確認を怠ってしまっていた!
これは明らかに我々のミスだ!・・・いや、これがオフディアンの戦術
だったのだろうか・・・。
一気に体制を崩された我々は、もう逃げ惑うしかなかった。だが
ヤツらは容赦ない。同胞の恨み!とばかりに一斉に襲いかかってきた!
まさに前門の蛇、後門の蛇・・・・見渡す限り蛇だらけ!
SDK竜騎士団はこの時、絶望と完全敗北という屈辱を同時に味わったの
だった・・・・
オフディアンの反撃に合いながら私は思った。いや、たぶん皆が
こう思っただろう。
「敵多すぎ」
と・・・・
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