Kiyoのブリタニア放浪記 遥かなる旅路 Kiyo編 鹿並み戦士 


Kiyoのブリタニア放浪記 遥かなる旅路 Kiyo編 鹿並み戦士 
投稿日 8月9日(月)17時59分 投稿者 Kiyomasa 削除

私の最初の目標は、戦士になることだった。だが、旅立った
ばかりで戦闘能力が0に等しい私は、とりあえず武器屋に向かった。
今の私の力では、小動物を相手にするのがやっとだろうなぁ・・・
そう思いながら装備を整え、ベスパーの南西に広がる森へと狩りに
出た。私は早く強くなりたかった。
強くなってやるんだー!と思いながら森の中をさまよっていると、
一頭の鹿を発見した。初獲物だ!弱そうだしこいつならいける!
私は剣と盾を構え、鹿に向かって突進した。
が・・・・しかし!
「うおおお!こ、この鹿つえぇぇ!!」
やたら強いその鹿をやっと倒した時、私も瀕死の重症を負っていた。
うう、これでは鹿並みの強さしか持っていない鹿並み戦士だ・・・。
「うわああー鹿並みなんていやだぁー!」
その後、私は動物達にボコボコにされながらも修行に励んだのだった。
もっともっと強くなるために・・・。鹿並みから卒業するために・・・・・!

私は今、愛馬ryouとともにベスパー南西の森に立っている。
修行時代のなつかしい思い出が、この森に入るとよみがえってくる。
「ここにくると昔のことを思い出すなぁ〜。あの頃はハインドにも
苦戦してたっけ・・・」
なつかしい思い出に浸りながら、私は森の中を歩き回った。
そういえばここは動物が少ない。30分くらい歩き回っても一頭にも
出会えなかったことがあるくらいだ。今思うと、効率悪かったんだなぁ。
そんなことを考えつつ、さーて、そろそろ帰るか〜と思ったその時だ。
私は木の陰にハインドがいることに気がついた。
「お!最近の鹿は剣も持ってるし顔も赤鬼みたいだな。お、羽もはえとる。」
その瞬間、私は愛用のブロードソードを手に取りハインド?に襲いかかった!
「お!黒いハインドもいるぞ!珍しい〜〜!♪」
うへへ・・・・今なら絶対に負けんぞぉ!(ほんとか!本当にそうなのか!?)
                          〜つづく〜

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